OpenSSH-5.6p1 日本語マニュアルページ (2010/08/27)
安全なファイル転送プログラム
sftp
[-1246Cpqrv ]
[-B バッファサイズ ]
[-b バッチファイル ]
[-c 暗号 ]
[-D sftpサーバパス ]
[-F ssh設定ファイル ]
[-i identityファイル ]
[-o ssh設定項目 ]
[-P ポート ]
[-R 同時リクエスト数 ]
[-S プログラム ]
[-s サブシステム |sftpサーバ]
[ホスト ]
sftp
[ユーザ @] ホスト [:file ]
sftp
[ユーザ @] ホスト [:ディレクトリ [/ ] ]
sftp
-b batchfile [ユーザ @] ホスト
sftp
はftp (1)
に似た対話的なファイル転送プログラムです。すべての操作はssh (1)
によって暗号化された通信路を経由しておこなわれます。sftp
では公開鍵認証や圧縮機能など、ssh の機能の多くを利用できます。sftp
は指定されたホスト に接続してログインしたあと、対話的なコマンドモードに入ります。
2 番目の書式では、対話的でない (訳注: ユーザがパスフレーズ等を入力する必要のない) 認証が使われている場合に自動的にファイルを取得します。そうでない場合は対話的な認証ののちにファイルを取得します。
3 番目の書式は、指定されたリモートディレクトリからsftp
を開始します。
4 番目の書式は、-b オプションを使って自動化されたセッションを可能にします。この場合、接続時にパスワードを入力しなくてもいいように、対話的でない認証方式を使うように設定しておく必要があります (詳しくはsshd (8)
およびssh-keygen (1)
を参照してください)。
オプションは以下のとおりです:
-1 -2 -4 sftp
が IPv4 アドレスのみを使うよう強制します。-6 sftp
が IPv6 アドレスのみを使うよう強制します。-B バッファサイズ sftp
がファイル転送をおこなう際のバッファサイズを指定します。バッファを大きくすると、往復 (round trip) が少なくなりますが、そのぶんメモリは余計に消費します。デフォルトの値は 32768 バイトです。-b バッチファイル sftp
は以下のどれかのコマンドが失敗すると中断します:-C -C フラグを利用します)。-c 暗号 -D sftpサーバパス -F ssh設定ファイル -i identityファイル -o ssh設定項目 sftp
が独立したコマンドラインオプションを持っていないような項目を設定するのに便利です。たとえば、別のポートを使用するには
- AddressFamily
- BatchMode
- BindAddress
- ChallengeResponseAuthentication
- CheckHostIP
- Cipher
- Ciphers
- Compression
- CompressionLevel
- ConnectionAttempts
- ConnectTimeout
- ControlMaster
- ControlPath
- GlobalKnownHostsFile
- GSSAPIAuthentication
- GSSAPIDelegateCredentials
- HashKnownHosts
- Host
- HostbasedAuthentication
- HostKeyAlgorithms
- HostKeyAlias
- HostName
- IdentityFile
- IdentitiesOnly
- KbdInteractiveDevices
- LogLevel
- MACs
- NoHostAuthenticationForLocalhost
- NumberOfPasswordPrompts
- PasswordAuthentication
- PKCS11Provider
- Port
- PreferredAuthentications
- Protocol
- ProxyCommand
- PubkeyAuthentication
- RekeyLimit
- RhostsRSAAuthentication
- RSAAuthentication
- SendEnv
- ServerAliveInterval
- ServerAliveCountMax
- StrictHostKeyChecking
- TCPKeepAlive
- UsePrivilegedPort
- User
- UserKnownHostsFile
- VerifyHostKeyDNS
-P ポート -p -q -R 同時リクエスト数 -r sftp
はツリー内に現れたシンボリック・リンクは追いません。-S プログラム -s サブシステム |sftpサーバsftp
を使用するときや、リモートのsshd (8)
に sftp サブシステムが設定されていないときなどに便利です。-v sftp
の対話的コマンドモードでは、ftp (1)
に似たコマンドが使えます。これらのコマンドの大文字・小文字は区別されません。空白を含むパス名は引用符で囲む必要があります。パス名のなかにglob (3)
によって認識される特殊文字が含まれているときは、それらをバックスラッシュsftp
を終了します。-hi ]
[パス名 ]
カレントディレクトリ (あるいはパス名 で指定されたディレクトリ) のあるファイルシステムの使用状況を表示します。-h フラグが指定されると、表示される情報は「可読な」サフィックスがついた形式になります。-i フラグが指定されると、使用量の情報に加えて iノードに関する情報も表示します。このコマンドは、"statvfs@openssh.com"拡張をサポートしているサーバでのみ使用可能になります。sftp
を終了します。-Ppr ]
リモートパス名 [ローカルパス名 ]
リモートパス名 のファイルを取得し、ローカルマシン上に置きます。(訳注: ディレクトリを再帰的にまるごと get することはできません。)ローカルパス名が指定されていない場合、これはリモートマシン上でのファイル名と同じになります。リモートパス名 がglob (3)
の特殊文字を含む場合は、複数のファイルを指定することができます。その場合、ローカルパス名 を指定しているときは、それがディレクトリ名である必要があります。
-P または-p フラグが指定された場合、そのファイルのパーミッションおよびアクセス時間までもすべてコピーされます。
-r フラグが指定された場合、ディレクトリは再帰的にコピーされます。注意:sftp
は再帰的な転送時にもシンボリック・リンクを追跡することはありません。
-1afhlnrSt ]
[パス名 ]
リモートマシン上のパス名 のディレクトリ一覧を表示します。パス名 の指定がなければ、カレントディレクトリの一覧を表示します。パス名 がglob (3)
の特殊文字を含む場合は、複数のファイルを指定することができます。
以下のフラグを指定することで、
-1 -a -f -h -l -n -r -S -t -Ppr ]
ローカルパス名 [リモートパス名 ]
ローカルパス名 のファイルをリモートマシン上にアップロードします。(訳注: ディレクトリを再帰的にまるごと get することはできません。)リモートパス名が指定されていない場合、これはローカルマシン上でのファイル名と同じになります。ローカルパス名 がglob (3)
の特殊文字を含む場合は、複数のファイルを指定することができます。その場合、リモートパス名 を指定しているときは、それがディレクトリ名である必要があります。
-P または-p フラグが指定された場合、そのファイルの全パーミッションおよびアクセス時間もコピーされます。
-r フラグが指定された場合、ディレクトリは再帰的にコピーされます。注意:sftp
は再帰的な転送時にもシンボリック・リンクを追跡することはありません。
sftp
を終了します。sftp
のプロトコルバージョン番号を表示します。